ひとりごと
安保法制について、
僕は右にも左にも傾いているつもりは無いが、
日本という国に生まれてよかったと心から思っているし、
今後も日本という国が永続し発展していって欲しいと願っている。
その為には、どのような形であれ戦争に巻き込まれないように
するべきだとも思う。
只、この世界では好むと好まざるとにかかわらず
他国の一方的な思惑によって戦争に巻き込まれてしまう可能性を
否定することができない。
絶対に。
いくら我々が平和を望もうとも、自国の利益の為に他国の利益を害し
ともすれば武力行使にまで発展させかねない国が実際に存在するからである。
今回の法制について、僕が、あくまでも、あくまでも個人的に思うのは
【成立すれば僕らの世代で間接的であれ戦争に参加するかもしれない】
【成立しなければ少なくとも僕らの世代では戦争を回避できるかもしれない】
ということであり、どちらにしても今後100年間で日本が戦争に巻き込まれないという可能性は限りなく低いと思わざるを得ない。
なので、今回の法制の是非、というよりも
そう遠くない未来にやってくるであろう外敵からの脅威に
同盟国からの庇護以外の手法でどう備えるかという議論をすべきだと思う。
法を変えれば戦争に巻き込まれる、という主張の方は
法がこのままであれば絶対に戦争に巻き込まれないと言い切れるだろうか。
法を変えなければ、正義は日本国にあり、たとえ攻め込まれても同盟国や
国連軍が速やかに日本国を救ってくれると主張する人は、湾岸戦争の際イラクに攻め込まれたクウェートが多国籍軍によって解放されるまでに半年以上の期間を要したことを日本に置き換えて再考してみてはどうだろうか。
厳しい現実を、自分たちの努力で限りなく理想に近づける努力は必要だが
同時に、自分以外の、他者の意思によって自分たちの利益や生活やその他
全てを奪われてしまう最悪の可能性を念頭に於いて生きていかなくてはならない。
僕らが生きているこの世界はユートピアではない。
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