飛行機に乗って船の事を思う
あるところに船があるとしよう、
目的地到達まで、期間内に限られた船員と水・食料でやりくりしなければならない状況の中、思うように目的地まで到着できそうにない場合船長はどのような判断を下すべきだろうか。
船の漕ぎ手である船員の責任を追及し、彼らに鞭を打って船のスピードを上げさせるべきか、それとも船員の配置を変え現状より更に効率を高めるべきか、他の船員より能力が劣る人材を船から降ろし、残った船員に奮起させ根性で状況を打開させるべきか。
そもそも、課題は何なのか把握できているのだろうか。
多くの船長が、自分の舵取りには何の疑問も抱かず、目的地に到着できない原因の全てを船員の意識や行動量だけが要因であると考えてはいないだろうか。
航海図を見ながら舵を切っていた船長の責任は誰が追及するのだろうか、もし仮に今回の航海が運よく無事に達成できたとして、そのような船長のもとで次回以降の航海に同行しようという稀有な船員は果たして現れるのだろうか。
それとも、船長はただの雇われにしかすぎず、船のオーナーは今回の評価次第では船長と船員ごとメンバーを一新してまた新たな航海に乗り出すのだろうか。
あなたはオーナーか?船長か?船員か?
あなたの乗っている船は今のままで無事目的地に到着できそうだろうか。
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