8・6
僕は、小学校の時に、「はだしのげん」を読み
過去の日本に起こった悲劇と、戦争の恐ろしさと
人間の残酷さと、そして日本人の不屈の精神や逞しさを学んだ。
戦争という存在をはっきりと認識したのも、この時からで
戦争とか日本という国そのものに関心を持つ原体験となった
恐らく自分に最も大きな影響を与えた書籍の一つである。
ほとんどの日本人は、若者も含めて
794年といわれれば平安京とすぐに答えられるだろうし
1192年といわれれば鎌倉幕府を連想するだろう。
でも、現代の日本の若者は8月6日や8月9日、8月15日という
日付を聞いて何を連想するのだろうか?
この国に起こったことを、たとえ自分が経験したことで無かったとしても
きちんと理解し、知ろうとする努力を怠ってはならない。
過去はやり直すことはできないが、
我々は、未来に向けて過去から多くの事を学ぶべきである。
どうでもいいとは言わない、だが大昔の年表を暗記するより
大事なこと、学ばなければならないことが絶対にあるはずだから。
最近のコメント