BLACK or WHITE

ブラック企業がある一方で最近はホワイト企業というものまで存在する。

ほんとうにしょうもない、意味のない、くだらない、馬鹿げたネーミングだと思う。

僕は、厳密に言えばほとんどの企業がブラックな要素もホワイトな要素も
持ち合わせていると考えているので、完全なブラック企業も、また完全なホワイト企業も
この世には存在しないと思えて仕方ない。※明らかな法令違反は別として

一言でブラックといっても、何をブラックと感じるかは人それぞれ尺度が違うはずで
ブラック度を測る物差しは、その人の志向とイコールであると思う。

志向の低い人というのは、結局うまくいかない理由やその他全ての事を会社の責任に転嫁する
そのような人にとってブラック企業という言葉ほど自分に都合のいいワードも無い。

例えば、松下幸之助氏も本田宗一郎氏も、自分の信念の実現の為
それこそ個を犠牲として日本を代表するような企業を創り上げた。

日本には過去から現在に至るまでそのような優秀な、誇るべきアントレプレナーが
多数存在しているのだから、学校教育ではもっとそのような事実を取り上げるべきだろう。

日本は戦後の焼け野原から、そのような精神と勤勉さで今日の経済大国へと発展を遂げた。
にも関わらず、国が豊かになるとダイバーシティーを声高に謳って、今まで正とされてきたものを否定するような動きに転じる潮流には疑問を抱かざるを得ない。

このままでは、企業内で高い目標を共有し、目標達成の為に個々人が必死に仕事に取組み、
熾烈なコンペティターとの争いに勝ち残るようなタフな企業は全てブラック企業と認定され
世界の中での日本企業はやがて競争力を失い、失墜してしまう恐れすらある。

そうなれば得をするのは一体だれなのか?我々日本国民でないことは自明の理だ。

ブラック企業という言葉が独り歩きして、
ジョブホッパーの増加を助長しないことを祈るばかりだ。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ