once upon a time

僕は、確か小学5年生の終わりか6年生に上がった頃
市内の有名私立中学校へ進むべく受験勉強を開始し、受験し、失敗し、
結局公立の中学校へ入学した。

長いようで短かった受験勉強の中で、
一度だけ塾の模試で30位以内に入り、興奮し、優越感を感じ、
安堵したことを今でも鮮明に覚えている。

僕は、その年齢で、成功するには競争に勝つ必要があることを知り
敗者に訪れる挫折という感情を味わうことができた。

おかげで、中学校時代は受験勉強で得た知識を切り崩しながら
あまり苦労せずのんびりとした学生生活を過ごすことができたと思う。

ずいぶん昔の話になってしまったが、この経験が今の自分にとって、
競争やそれに伴って付随する様々な感情への耐性のベースとなっていることに
疑いの余地は無い。

我々や、我々の子供たちは、否応無しに競争原理が組み込まれた社会の中で
暮らさざるを得ず、その社会の住人である以上様々な経験を経て成長して行かざるを得ない。

幼少期から競争の世界とそのシビアさを体感することの是非はともかくとして、
人間はどこかのタイミングでそのような体験をすることで自身のメンタルを強固なものに
していかなくては自立した人間になり得ないのではないかとすら思う。

就職活動にはそのような経験が如実に現れるのではないだろうか?
体育系学生が就活に有利であるといわれて久しいが、諸説ある中で私は、
体育系学生が就活に有利な点は、この経験値が一般学生以上に豊富であるという点を挙げたい。

過保護に育てられすぎたがために、競争を知らず、勝つ喜びや負ける悔しさを知らずに育った学生達。就活で苦戦しているほとんどの学生がこのようなバックボーンを持っている。

僕は、貴重な経験を与えてくれた両親に感謝しながら
そのような学生が勝つ喜びを見出す手助けをしていこうと思う。

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